ひとりの男の子から「だいすき」と大きなハートが描かれたお手紙をもらいました。
手渡すその顔が、恥ずかしそうで、でも嬉しそうで。
胸の奥がふっと熱くなりました。
「いつも来てくれてありがとう」
そう書いてありました。
……いやいや、それはこっちのセリフ。
ひとりで部屋で読みながら、思わず吹き出してしまいました。
月曜日はまた別の子が指導を受ける時に、「8枚がいいですか?10枚がいいですか?」と聞いてきました。
それこっちのセリフ――と大笑いしてしまいました。
子どもたちは本当に、心のスイッチをピンポイントで押してきます。
ついこの間まで幼かった子が、気づけば中学生になり、
声も背丈も伸びて、未来の話をまっすぐな目で語ってくれる。
その変化の早さに驚きながら、
その成長のまんなかにいられることに、
言葉にならないほどの感謝があります。
今週の終わりの会では、わにゲームで大笑いし、チョロQでミリ単位の勝負をして、
教室中が幸せなざわめきに包まれました。
そして、西川先生。
「誕生日は“感謝する日”だからね」
そう言って、みんなにお菓子を配ってくれました。
その瞬間、子どもたちの顔がぱっと明るくなり、
先生の表情が、それはもう本当に嬉しそうで……
見ていた私たちも、同じ顔になりました。
こういう時間が教室に流れていること、
こんな光景を見守れること、
胸がいっぱいになるほど幸せです。
子どもたちの“今”が、
そして未来が、
どうかこの優しさのまま、続いていきますように。



