こどもたちへ④

こどもたちへ④

はじめまして。私は子供を丹野将棋教室に通わせている保護者で、同時に私自身も教室で子どもたちと対局している生徒です。将棋は初心者です。
丹野将棋教室の子どもたちへ
大人の私も仲間に入れてくれて、一緒に将棋を指してくれてありがとう。相手が大人だと戸惑ったり、私が長考するので待たされたりすると思いますが、嫌がらずに指してくれてうれしいです。将棋盤を挟めば大人も子どもも関係なく、同じ土俵に立って真剣勝負できるのが将棋の面白いところだと思います。私は大人ですが、みんなと同じように悔しかったり、うれしかったり、ハラハラドキドキしたりしながら指しています。
 大人目線でいうと、将棋を指していて、一番、対局相手のことを「すごい」と感じるのは「まいりました」と負けを認める瞬間です。特に勝っていたはずの将棋を逆転されるとすごく悔しいし、せっかくの連勝が止まるとがっかりすると思いますが、それでも結果を自分の責任として引き受けて「まいりました」と言っている子をみると(こんなに小さいのに)「すごく大人だな」と感じて尊敬の気持ちがわいてきます。
これからも一緒に将棋を指せることがとても楽しみです。よろしくお願いします。
親御さんへ
皆様のお子さんにいつもお世話になっています。ありがとうございます。
あるお子さんは対局後に「あそこでこうしてたら、本当はそっちが勝ってたんだよ」と優しく教えてくれました。
あるお子さんは、完勝していたはずの将棋で最後にミスして逆転負けし、すばやく「まいりました」と言った後、しばらく椅子に座って茫然と頭を抱えていました。
あるお子さんは、始めたばかりでまだ級は低いけれど、とてもよく考えて指していたので、私が勝った対局後に思わず「すごいね、強いね」と褒めたら(多分悔しくて)無言で唇をかみしめていました。
ある少し年長のお子さんは、対局相手が大人だと見てとるや、きっちり切り替えて敬語を使ってくれて、秘かに感激しました。
お子さんは教室での対局を通じて、本当に様々な貴重な経験をされていると思います。私もとても貴重な経験をさせていただいています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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